生きるためのことをする

ここ1週間ちょっとハードに動いていたせいか、昨日は午前中の仕事を終えたら電池が切れたように寝ていました。

たっぷり寝たので、今日は朝から大好きなバッハの曲を流しながら、あまり外側の情報とはつながらないようにして、意識を内側に向け、洗濯をし、片づけをし、庭の手入れをし、家族と会話したり、ゆっくり料理をしたりして、過ごしました。

そんな風にしていると、だんだんと、外側に向いていた心のベクトルが、内に向いて静かになり整ってきました。

今日はとてもいいお天気なので、陽の光に当たっている洗濯物やお布団を見ていると、それだけで幸せな気分になります。

わたしはもともと、小さな刺激に敏感に反応しやすく、刺激に自分をさらし続けたり、心をその刺激に反応させ続けたりすると、気分のアップダウンが激しくなります。

以前はそういった、気分の乱高下に振り回されて消耗し、リカバリーするまでにたくさんの時間を要するのが日常でした。

そんな頃から、自分自身に立ち戻る術として、いつも大切にしていたことがあります。

それが、“生きるためのことを大切にする”ということ。

季節の旬の食べ物を食べる

丁寧に料理する

洗濯や掃除、片づけをする

外側の何かに心を反応させたり、頭の中でいろいろと思いを巡らせたりするのをやめて、からだを使い、五感を使い、生きるためのことをする。

とてもシンプルですが、そうすることでいつも心が整い、ニュートラルに立ち戻ることができて、過去のわたしを大きく助けてくれました。

心とからだは密接に関連し合っていますから、何か迷ったり、行き詰ったり、深く悩んだ時も、生き物としての自分に立ち戻り、生きるためのことに意識を向け、そのための行為をすることが、わたしたちを自然と、立ち戻るべきところに連れ戻してくれるように感じています。

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