直感に委ねる
昨日は、カウンセリング入門講座を開催していました。
いずれカウンセラーになることを目指している方から、もうすでにセラピストとして活動されている方、心理学に興味があり、自分との関係性や職場での人間関係を見直してみたい方など、それぞれに思いを持って参加くださった方々と共に、学びを進めていきました。
初日は、具体的な理論や技法には入らず、カウンセラーとしての在り方や、相手という存在をどんな風に捉えて対峙していくのか、そして、人の話を聴く時の態度、距離の取り方や目線の合わせ方、相槌の仕方など、根本的であり、とても大切な部分についてお伝えしました。
みなさんの熱量がとても高く、わたしも全投入で余すことなくお伝えしました。
次回からは、理論や技法も、沢山お伝えしていきます。
それにしても、とても久しぶりの対面講座。
リアルの良さを、参加者の方々と一緒に改めて感じた第1日目でした。
ご参加くださった皆様、開催にあたりお世話になった方々に、感謝の思いでいっぱいです。
カウンセリング入門講座第2期は、来年以降に開催予定です。
こちらは今季の案内で、募集は締め切りましたが、ご興味ある方はご覧になってみてください。
さて今日は、直感についてお話してみたいと思います。
わたしは講座の組み立ては直感的な感覚を頼りに行うことが多いです。
今回も結構直前になって当初の予定から感覚に従って構成を変更しました。
その結果、どうだったかというと、“まさにこれが聴きたかった”とか、“今のわたしにとってタイミングがよかった”といったご感想をいただくと同時に、受講者の方に響く内容をお届けできた感触がありました。
これは多分、思考優位で組み立てると、こういう反応は得られなかったと思うのです。
伝える順序はこうあるべき、普通こんな風に伝える、といった観念から離れて、思考の向こう側からやってくる感覚に、乗ってみるのです。
このメルマガも、そんな感覚で書いています。
頭で“今日はこれを書こう”と考えるのではなく、ふーっと力をゆるめてやってきた内容を書くようにしています。
するとやはり、相手にタイムリーに響くことも多いようです。
肩の力をふっと抜いて委ねる中でやってくる感覚に従ってみる。
よかったら、いろんな場面で試してみてください。
やればやるほど感覚に磨きがかかり、鋭くなっていくように感じています。
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