2025-03-07
症状回復のプロセス

何らかの問題や慢性的な精神症状を抱えている状態から回復に向かっていくとき、一直線状によくなっていくということは、あまりありません。
波のような形をとって、回復に向かっていきます。
例えば、少し良くなったと思ったらまた悪化したと感じたり、結構回復してきて”もう大丈夫”と思った頃に、症状がぶり返したようになったりします。
そんな時期を経て、長い目で見てみると、だんだんと回復の経過を辿っていきます。
一時的に悪化したり、ぶり返したようになると、”せっかくよくなってきたのに”と、混乱してしまうことも、あるかもしれません。
ですが、そのプロセスがやってきているのは、回復する上で、健全な経過を辿っているからこそ。
そして、その波のような回復のプロセスを焦らず辿っていくことで、回復した時には、以前の自分には無かったものが得られていたり、一回り精神的に成長した自分と出会うことができる。
セッションを通して色々な方の回復を伴走させていただいている中で、そう感じています。
◆Sacihe’s Selection◆
ベートーヴェンのピアノソナタ第2番2楽章。
ベートーヴェンならではの美しい和声進行、そして安定したリズムで、聴いていてとても落ち着きます。
オーストリアのピアニスト、アルフレート・ブレンデルの演奏で。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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