からだの神秘
今日は、湯浅泰雄の「身体論」という本を手元におきながら、このメルマガを書いています。
わたしにとって、“気”というものの本質を理論的に理解するための土台となってくれた、主要な本の中の一冊です。
哲学者でありながら、ユング心理学や「気」の研究も行っていた筆者のこの著書は、“THE BODY”というタイトルで、英文でも出版され、海外の思想界にも影響を与えました。
哲学者の書いた本なので、一般の人が読むには少し難しいです。
ですが、何かについての本質的かつ濃縮されたエッセンスは、にわかには理解しにくい希釈が必要な原液のような文章から全身全霊で汲み上げ咀嚼していった方が、純度の高いものを受け取れるような気がしています。
さて、この本の中で、当時のわたしにとてもインパクトを与えた一文があるので、今日はその文をご紹介したいと思います。
世界に没入することは、身体がなくなることではなくて、むしろそれが深くなること、身体の底に徹底することだ
“世界に没入する”とは、言い換えれば悟りの状態とも言えると思うのですが、そのような精神の高みに達した時、身体は除外されるのではなく、むしろ深くなるというのです。
こうしてみたときに、身体というものの、ただの物質ではない側面が見えてくるように思うのです。
“物質”というと、粗雑なイメージがありますが、一方で身体とは、とても繊細で驚くほど敏感。
五感を超えたものをキャッチする時も、実はこのからだを使っているのです。
そういう意味でいうとからだは、異次元の情報を通す透明の筒のように感じることがあります。
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そもそも超感覚とは何か、五感とどのように関係しているのか、考えていること、感じていることをお話してみました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も、心地よく過ごしましょうね。
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