2024-10-06

人生の冬休み

今日の日の出も、綺麗でした。

今朝は3時間ほど、森の中に入っていました。

木漏れ日

鳥や虫の鳴き声

そよぐ風

足裏で感じる土の感触を

五感を働かせながら感じて、ニュートラルな状態に戻ってくる時間です。

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以前のわたしは、生きることが苦しいと感じていました。

そして、自分が苦しいと感じていることにすら、あまり気がついていませんでした。

自分の学びを深めたり、業績を上げたりすることは、わたしにとって、知的好奇心が刺激される楽しいことではありましたが、どこかでいつも、焦りとともに

“立ち止まれない”

という感覚を、持っていました。

その頃のわたしにとって大切なことは、人にとって役立つ有能な人間であることでした。

ですから、人にとって価値あることができていなければ、自分には存在する価値がないと思っていたのです。

いえ、もう少し正確に言うと、自分に対して実は無価値観を感じていることをどこかで知っていて、でもそれを直視するにはあまりにも辛いので、見ないように見ないように、カモフラージュしていました。

そして、必死に周りに対して、いかに自分が有能であるか、いかに自分が価値ある人間かを
証明することに、たくさんのエネルギーを使って生きてきました。

でも、立ち止まれない生き方はしんどかった。

注目や賞賛が得られるほど深まっていく、絶望感と孤独感。

多分周りからは上手くいっているように見られていたと思います。

でもその裏で、自分を傷つける行為が止まらなくなりました。

ほんとうは自分には存在する価値がないのに、それを取り繕って、価値があるようにみせるのがこんなにしんどいのなら、いっそのこと消えてしまいたいとも、思っていました。

ですが、そんな生き方が大きく転換しはじめた時期がありました。

いわゆる“強制終了”のような、どうにもこうにもこのままでは先に進めないような、大きな出来事が何度か起きて、そこでわたしは、これまでの自分の生き方を、腰を据えて見直していくことになりました。

そこで、わたしがしたことは、“立ち止まる”ことでした。

立ち止まって、自分の奥底にあった無力感や無価値観と、真正面から向き合う

ということを、していきました。

これが、わたしにとってひとつの“底付き体験”となったのだと思います。

この頃は、今のように精力的には全然動くことができず、それまで酷使していたからだの疲れを癒すかのように、眠くて眠くてたまらず、ひたすら眠りました。

ある時期は、これまでの人生で流してきたのと同じくらいの量の涙を半年で流したんじゃないかと思うくらい、毎日のように泣いていたこともあります。

その時、わたしに何が起こっていたかというと

“ゆるみ”。

そう、外側の何かに合わせて生きようとするのをやめて、自分に意識を合わせていくと、必然的に
ゆるみが生じ、その時のわたしに必要なことが起こったのだと思います。

この、生き方の大きな転換は、ゆるやかに3年ほどかけてわたしの身に起こりました。

今振り返って、あの時期はわたしにとって、人生の冬休みだったなと思います。

そして、その冬休みによく休めたからこそ、今こうして
元気に動けるのだろうと。

人生の大きな切り替わりの時には、こんな風に、冬休みのような、あるいは、外部から遮断してさなぎのように籠り、大きな変容を体験する蝶の羽化のような、内にこもるプロセスが時にとても大切だったりします。

いずれにしても、その時その時に、その人にとって必要なことが、今目の前にやってきているはずです。

そして、そのようなプロセスも含め、その人の人生の伴走をしていくのが、今ではわたしのお仕事になっています。

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