感情には目的がある
自分の心の状態は自分で選べる
というようなことを書いておきながら、昨日のわたしはあの後嫌なことがあり、ちょっと気分を悪くしていました。
しばらく悶々としていたのですが、少し後になって冷静に自分を観察すると、わたしが気分を悪くしているのは、外的な要因のせいというより、自分でわざわざ気分を悪くするようなネガティブな解釈をしていたということが見えてきて、一人で笑ってしまいました。
感情というのは、観察しているととても面白いものだなぁといつも思うのです。
例えば、あなたがすごく怒っていたとしましょうか。
怒り心頭でどうにもこうにも収まりがつかず、相手にプンプン文句を言っています。
ですがそこに、知り合いから電話がかかってきました。
その時あなたは、怒りそのままに電話に出るでしょうか?
きっとそうではなく、怒っていないいつものトーンに瞬時に切り替えて電話に出るはずです。
こういう時にとてもわかりやすいのですが、感情というのは実は、私たちが自在に出したり引っ込めたりできるものでもあります。
このような見方で感情をみたとき、わたしたちは実は、感情に振り回されたり翻弄されているのではなく、そのシーンごとに巧妙に感情を使っているという側面が見えてきます。
アドラー心理学の創始者、アルフレッド・アドラーは
すべての感情は対人関係上の目的に向かってその人が使っている
という“目的論”の立場に基づいて、自身の心理学体系を築き上げていきました。
こんな風に、“感情には目的がある” という見方で感情を観察した時に、浮き彫りになってくるものがいろいろあり、とても面白いのです。
この、感情の目的や目的論については、いろんな面白いエピソードがありますので、また折に触れて、お話してみたいと思います。
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今日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
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