2025-02-20

心理学の起源

さて今日は、心理学の起源について書いてみたいと思います。

今でこそ心理学はポピュラーですが、学問として成立したのは19世紀以降、つまりまだ200年も経っていない、歴史の浅い学問です。

人間の心(魂)に関する思想自体は古くから存在していましたが、最初は 哲学の分野においてだったようです。

そう、心を対象にした探求は、もともと哲学の中で扱われていたものだったのです。

哲学は一般的に、一般性や普遍性を求める学問ですから、心についてもそのような探求の仕方がなされてきたようです。

しかし、15世紀から16世紀におけるルネッサンス以降、変化があらわれます。

大衆の関心が、個人の特性に向くようになっていったのです。

例えば、貴族階級でなくても肖像画を描かせたり、伝記を残したりする人たちが現れはじめました。

また17世紀以降は、産業革命によって都市化が加速し、大都市に人が集まるようになることで、人々は、それまで出会ったことのない文化や価値観の人たちと遭遇し、新鮮な衝撃を受けることになります。

そのような背景のもと、人々のあいだで、自分と他者との相違について考える“個人化”が進みました。

そして、人間の一般性・普遍性を求める哲学とは対極の、人間の特殊性・個別性に焦点が当たった学問、つまり心理学が始まり、発展していくことになります。

こうしてみると面白いですね。

心理学は、人々が

なぜこうも自分と相手は違うのだろう?

と、疑問を持ち始めた頃からはじまり、発展してきたということになります。

今日は、心理学史からみた心理学の起源について、書いてみました。

◆Recent Post◆

神様に応援され豊かになる生き方第100話をアップしました。

******

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日も、自分とともに過ごしましょうね。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です