わからないことを楽しんで
対面のセッションでは、からだに触れさせてもらい、その人の今の状態や、存在として何を望んでいるのかをみさせてもらいます。
そこでいつも感じるのは、苦しみや迷いの中にいるときでも、その人の内側はいつも、静けさと安心で満たされているということ。
その静けさと安心で満たされている部分のことを、“内なる自分” と呼んでいます。
内なる自分は、もうすでに全てのことを知っていて、なんのために生まれてきたかや、起こってくる出来事の意味もわかっている。
このように、”わたし”という意識は、出来事を喜怒哀楽や驚きを伴って体験している表層の自分と、すべて知っている内なる自分との2層に分かれているのだと思います。
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セッションをする中で、”わからない”というご相談を受けることがあります。
自分が何をしたいのか、わからない。
自分の生まれてきた意味が、わからない。
そんなとき、もちろんご要望に沿って、カウンセリングで深めていくこともあります。
ですが、からだに触れ、その人の”内なる自分”を感じていると、
”わからないことを、楽しんで”
という言葉がやってくることが、あったりします。
”わからない”と感じることは、表層の自分にとっては避けたいことだったり、悩みの種になったりすることではあります。
ですが、内なる自分にとっては”わからない”という感覚を味わうことが喜びであり、それこそが体験したかったことだったりするのです。
セッションで、そのことをお伝えしながら手当て(エネルギーの充電)をすると、ほっと安心した表情になって帰っていかれたりします。
それは、わからないことが不安や悩みではなくなり、安心の中でわからないことを味わい楽しめる状態に変化するから。
今の状況がどうであれ、自分の内側の安心に立ち戻っていく人の表情はとても穏やかで、見ているこちらも何とも言えず幸福な気分になります。
そしてそんな風に、自分の中心に立ち戻るお手伝いができることは、わたしの喜びです。
今日も、あなたたがあなたと共にあれますように。
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7月開講”こころのレッスン”
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