愛のかたち

セッションをさせていただいていると、パートナーシップのお話にもよくなります。

旦那さんをはじめ、パートナーとの関係は密接であるからこそ、自分の心のパターンがそこに現れやすいですし、自分の見たくない面を相手に見ることも多いので、身近でありながら、自分ひとりでは冷静に見ることができなかったり、対処が難しかったりするところでもあります。

今日セッションを受けてくださったAさんも、旦那さんとの関係で悩まれている方でした。

※ご本人に了承いただき，ご紹介いたします。

人間関係での悩みについてセッションで扱う時は、まずは“コミュニケーション分析”といって、実際お二人の間でどういうやりとりがなされていて、そこでご本人がどのような受け止め方をされ、実際にどんな反応されているかを聴かせていただくようにしています。

今回お二人の具体的なやりとりをお聴きしていて、だんだんと浮彫になってきたのは、Aさんが欲しい愛情表現のかたちと、実際のご主人からの愛情表現のかたちが、かなり大きく食い違っているということ。

なのでAさんが

“旦那さんはわたしのことを思ってくれていない”

と感じてしまっている、という事態でした。

それに対して、わたしから感じた旦那さんの愛情表現を、いろいろとAさんにお伝えしてみました。

そして、旦那さんはAさんを思いやっていないのではなく、むしろとても大切にされていて、ただそれがAさんの欲しい愛のかたちではなかっただけなのではないでしょうか？と。

するとAさんは、とても嬉しそうな表情になられて

“なんだかとても楽になりました”

と、穏やかな笑顔になり、セッションを終了しました。

こんな風にお互いが思いやっているにもかかわらず、愛情表現のかたちが食い違っているばっかりに、愛情が上手く相手に伝わっていないことは、とてもよくあると思うのです。

“こうしてもらえると、愛されていると感じる”

“こうされると（してもらえないと）愛されてないと感じる”

という“愛のかたち”は、人によって違うものだから。

自分の愛のかたちを大切にしつつ、相手の愛のかたちにも目を向け、受け取ることができるようになったら、きっと、人間関係はより豊かに愛溢れるものになっていくのでしょうね＾＾

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心地よい金曜の夜をお過ごしください。

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