足りないまま進む
冬至まであと1か月。
段々と日の出も遅くなり、近頃は6時45分くらいに朝日が昇ってきます。
ウーンデット・ヒーラー(wounded healer:傷ついた癒し手)という言葉があるように、個人的にはまだ癒しが必要な人が、人の心のケアに関わるということは、実際にはよくあります。
個人的な問題を乗り越えた人が、人を癒すべきという考えは、あるにはあるのですが、癒し手もまた癒しを必要としていて、相手を癒していくプロセスによって癒えていくということが、実際のケースではよく起こります。
そういう意味では、癒す側と癒される側にははっきりした境界線はないし、そうでしかない。
そして、傷ついた経験のあまりない人よりも、傷つき、それを乗り越えてきた体験を持っている人の方が人の痛みがわかり、自分の生き様をもって回復していくことへの道筋を示すことができます。
自分にとって傷ついた体験や、大きな喪失体験などの苦しかった体験が、人を癒していく側に立った時に、全てがかけがえのない糧になっていく。
自分にとって闇でしかなかったことが、今度は人を照らす光に転じていく。
わたしもセラピストとして駆け出しの頃は、自分ではまだどう扱っていいかわからない心の闇を
抱えていました。
目の前に見ていた、癒しを必要していた人を通して、実は自分自身の癒されていない部分を、見ていたのかもしれません。
ですが、目の前に現れる自分を必要としてくれる人たちに、正面から対峙していると、ひとつまたひとつと扉がひらくように、自分の進む道筋が示されてきたように思います。
セラピストであっても、人に関わるプロでも、最初は誰もが未熟。
そして、クライアントさんに育ててもらう側面が必ずありますし、目の前の人をよくすることに徹することで、自分自身の道が思わぬ方向にひらけていくことが、これまでたくさんありました。
そんな風に、誰かをサポートしたり、誰かにとっての道しるべとなることで、自分自身の人生をよりよく生きていく場を、これから創っていきたいと思っています。
自分が“足りないまま進む”ことにOKを出せたとしたら、本当はやってみたいこと、挑戦したてみたいことは何ですか?
◆Sachie’s Selection◆
今日は音楽以外の、アイテムのご紹介です。
何年も愛用しているDesiners Guildのスケジュール帳。
このブランドの世界観や花柄が大好きで、来年のスケジュール帳を昨日買ってきました♪
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この時期になると、ロフトのスケジュール帳コーナーに並ぶので、ご興味ある方は見てみてください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心地よい一日を。
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