今ここで幸せになる
そういえばあまりこれまで書いたことがなかった自分の気質について、ふと書いてみたくなったので書いてみようと思う。
わたしにはもともと躁鬱の気があって、学生時代からは大分マシになったけれど、今でもその傾向を持ちながら暮らしています。
症状のひどかった頃は、気分がジェットコースターのように乱高下して、それに振り回されるように日々暮らしていました。
躁の時の、目に映るものがキラキラ輝いて、何でもできてしまえるような万能感を感じたと思えば、その後には重さと鈍さとで動けなくなり、消えてしまいたいという思いで絶望の中に落ちていく。
その両極を行ったり来たり。
今ではだいぶん和らいだけれど、その気はまだ残っていて、今でもちょっと上がりすぎたな、、と思ったら、ズーンと落ちてしまい、“あ、やっちゃった”となります。
以前は苦しみの種でしかなくて、振り回されに振り回されてきたこの症状。
正直アップダウンは今でもしんどいと感じる時がある。
だけど、アップダウンする自分との付き合い方は、以前より格段に上手くなったし、そんな自分の性質も個性なんだな、と、今は思っています。
この、大きいふり幅を行き来したり、気分が高揚したりする中で、独特なインスピレーションやイマジネーションがやってきて、それが私の世界観を作ってくれているようにも感じるし、心に携わる仕事をしていると、この感じやすいセンサーはとても役立ってくれていると思う。
だとすれば、長い間とても持っていることがつらかったこの性質も個性であって、わたしという人を成り立たせている大切な部分なんだと、今は思っている。
時に悩まされることも振り回されることもたくさんあったけれど、やっぱり愛してもいてね。
*****
そういうことを考えていると、人間のあるべき姿って何かと考えさせられてしまう。
もちろん、毎日からだが快適で悩みがないのは素敵なことだし、誰もが憧れることなのかもしれない。
けれど、ウィークポイントや悩ましさもまた、それを持っている人に味わいをもたせ、むしろそれがあってこそその人が魅力的に輝いていることは、周りを見ていてもやっぱりある。
だからわたしもこのアップダウンを無くすというのをゴールにせずに、そんな自分を愛しながら一緒に生きていくという生き方をしていこうと思っている。
要はほんと、何でも使いようなのだと思うの。
自分が与えられた性質をいかに活かしながら幸せになっていくか。
そう考えると、現状を克服しなくても今ここで幸せになる方法って、たくさんあることに気づけるね^^
コメントを残す