御霊(みたま)の方のお話
今日は、地上に留まっておられる御霊の方について、書いてみようと思います。
神社でお祈りをしていると時々、人としての生を終えた霊体の方が、わたしのからだに入ってこられます。
そして、わたしのからだを通して、天に帰っていかれます。
先日も滋賀で神社参拝していると、ある神社でそのようなことが、ありました。
その女性の方は生前、よほど辛い思いをなさっていたのでしょう。
うずくまってしまうほどの心の痛みを抱えて、その場に留まって動けなくなっていました。
その方が入っているわたし自身も、その方が体験されている心の痛みを自分のことのようにありありと感じ、しばらくじっと、共にその痛みを感じていました。
その方一人では抱えきれない痛みを、わたしも一緒に感じさせてもらうことで、その方も少しずつ、悲観に暮れ切った状態から、自分の抱える痛みを感じることができる状態になっていきました。
すると、神社の境内に風が吹き始めました。
御霊の方が上に昇っていかれる時は、光が明るく差し込んだり、風が吹いて木々が揺れたりします。
きっと、その方に関係する霊界の方が、お迎えにきているのだと思います。
その女性の方に、「お迎えがきましたよ」と、声をかけると、やっとその方は天を仰ぐことができました。
今までは、苦しみのあまり、上を見上げることさえできなかった彼女は、とてもとても久しぶりに見上げた、どこまでも広がる真っ青な空にハッとされ、意識が今ここに戻りました。
そしてやすらかな安心した顔になられ、ゆっくりと天に昇っていかれました。
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霊体として地上に留まっている方々は、時々、幽霊とかおばけと言われたり、怖がる対象として見られたりします。
ですが、元々はわたしたちと同じ、この地上でひとりの人間として、その時代を生き抜いた人。
いつの時代も、生きていくことがとても大変な人生はあったはずです。
その中で、どうしようもなく辛く苦しい体験をして、思いを残して亡くなったり、死んでも死に切れないような無念を抱えて亡くなることもあったでしょう。
そう、どの方々も元々は、その時代時代で精一杯生きた人と思えば、そんなに怖がる必要もなくなると思います。
むしろ、今の時代をこうしてわたしたちが平和な社会で生きていられるのは、これまでの時代を生き、現代にまでつなげてくださった、今は亡き沢山の方々がいてくださったからこそ。
敬意を持って、これからもお見送りの役を勤めたいと思っています。
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