子どもの頃の記憶から自分を理解する
昨日は、オンラインで ”こころのワークショップ” を開催しました。
「子どもの頃の記憶から自分を理解する」と題して、幼少期・学童期の記憶をていねいにたどりながら、今の自分への理解を深めていく、というもの。
直前の募集にもかかわず、7名の方が参加してくださり、それぞれに子どもの頃の記憶を振り返っていきました。
記憶とは面白いもので、ただ単にもう終わった過去のもの、ではありません。
生まれてから無数に体験する出来事の中で、なぜその出来事を印象的に記憶しているのか。
そして、それを思い出したとき、どんな風にこころが動くのか。
そこにまさに、現在のその人のこころのありようが、あらわれます。
実際に、子どもの記憶をていねいに振り返っていくと、本当に、その方の現在のこころの反応パターンの原型となるものが、そこにあることがわかります。
そして、その人にとって、自分のこころの反応パターンは、多くの場合意識することができません。
たとえて言うなら、色のついたコンタクトをつけて、色付けされた世界を見ておきながら、そのコンタクトをはめている自覚がない状態。
こころのありようを理解するとは、自分が何に関心を持ち、どんな反応をしながら生きているのかを、客観的に理解すること。
それが、自分を知ることにつながっていきます。
さて。
今回のワークショップで扱った記憶は
「子どもの頃のよかった記憶」。
みなさんそれぞれに、もう長い間思い出すことのなかった遠い記憶をたどっていきました。
みなさんから聴かせていただいた思い出自体も、それぞれがとても愛おしく、お話してくださる方の表情の、いきいきしていることといったら^^
自分が何に関心を持ち、なにを喜びとする人なのか。
聞かせていただいていると、同じ人はひとりもいない。
それぞれが、関心を持っていることも、喜びのポイントも、違う。
その豊かなバリエーションをまのあたりにして、あらためて、10人いれば10人それぞれのすばらしさがあり良さがあることに、静かな感動を覚えたのでした。
そして、それぞれの方が、自分への理解をまたひとつ、深める機会となりました。
自分を知ることは、より自分らしく幸せに生きるための第一歩。
同じワークショップを、6月10日にも行います。
ぜひ、お気軽にご参加ください。
詳細はこちら。
7月開講こころのレッスン
詳細は ↓クリック↓ してください。
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